unico運営グループの福村です。
unicoでは、「IT・プログラミング学習」を行う新コンセプト「UNICO NEXT(ユニコ ネクスト)」を展開しており、同コンセプトを採用した、天神教室のプログラミング学習内容の設計や他教室のITワークショップの開催を担当しています。
Alexa(アレクサ)で音声操作体験
天神教室のプログラミング学習にも採用しているAlexa。
普段は「Blueprints」という、ある程度決まった枠組みの中でAlexaスキル(Alexa上で動くアプリ)開発が出来るものを学習内容としていますが、今回のワークショップでは自由にAlexaスキル開発が可能な「Voiceflow」というサービスを採用しました。
どの年齢層でも楽しく取り組めるために
放課後等デイサービスは、小学校入学の6歳から18歳までが利用できるサービスです。
そのため、どの年齢層でも楽しめるような構成を意識しています。今回であれば、以下のような構成にしました。
①一般的なAlexaスキルで遊んでみる
②UNICOマルバツクイズ(教室特有のクイズ)で遊んでみる
③Voiceflowでハンズオン(実際にPCを使って手を動かしてみる)
④音楽や言葉の調子を変えるなどの演出を加えてみる
①でAlexaによる音声での対話を体験してもらい、そのまま②のクイズゲームをやってみて、教室の場所や支援員の内容のクイズであることに気づき、こういうものが作れるんだと興味をもってもらう。③で実際に作ってみて、もっと興味がでてきたら、④でより高度な機能を付け加えるというな流れにしました。
このような構成にすることで、PCの操作に慣れていない低年齢層は①だけや、普段からプログラミングに興味のある高校生は④までなど、子どもの年齢層により楽しく取り組んでもらいたいと考えています。
個々人のペースで進めていく
このような構成にすることは、子どもたちの好きなペースでやっていってほしいという思いもあるためです。従来の学校の授業のような、先生が前で教えて、子どもたちはそれについていくというようなスタイルでは、「なんとかついていかなきゃ」「どうしてついていけないんだろう」という気持ちをもってしまうかもしれません。
便宜上、私は前で説明していますが、事前に支援員に対するミーティングを行い、各支援員がフォロー出来る体制にすることで、自分のペースで進め、分からないところはそばにいる支援員に聞けるようにしています。
「体験」を通じて、可能性を解放したい
ITワークショップの目的は、当然ながら子どもたちをエンジニアにすることではありません。「こんなことが出来るんだ」「やってみようかな」と思ってもらうことで、たくさんある選択肢の1つとして揃えて選べるようにしたいという思いです。
これがunicoの「子どもたちの可能性を解放する」という考えです。
「ほんのちょっとやってみる」(もちろん、子どもたちの意思を尊重して、やらないという選択肢も揃えます)ことを、今後もITワークショップで実現していきたいと思います。