■よくある誤解③「ぶつかったら間を取ればいいの?」後編

ぶつかるのは、ひとりひとりに「ちがい」があるからこそです。

まずそのお互いの「ちがい」がどういうところになのかを分かろうとすることが大切です。

「ちがい」を分かろうとしないと、ただただお互いにいつまでも自分の考えの正しさを言い続けることになり、ぶつかったままになってしまうからです。

お互いに「ちがい」を分かろうとすることで、結果的に話し合ったらよいポイントも見えてきやすくなります。

そして、お互いの「ちがい」が分かってきたたら、それでも自分の方が必ず正しいと思い込まず、みんな「おなじ」だと信じて話し合う、聞き合うことが大切です。

どういうことかというと、自分が正しいと思って言っているように、相手も「おなじ」ように相手が正しいと思って言っているんだということを思いやるということです。

そうしないと、いくらお互いの「ちがい」が分かったところで、結局はただただ「ちがい」をぶつけ合うだけになってしまうからです。

お互いに相手も「おなじ」だと思いやることができれば、お互いが満足できるアイデアも見つけやすくなります。

このようにして、ぶつかったときにも、「みんないい」の「在り方」で、お互いの「ちがい」を分かろうとした上で、お互いが「おなじ」だと思いやる過程を大切にすることで、結果的にうまくまとまりやすくもなります。

これはただ間を取るだけの決め方よりも、とても根気も労力もかかることではありますが、unicoのみなさんならきっと信じてやりきることができるはずです。

~おわり~

執筆者:unico代表 濱田 諒