■よくある誤解③「ぶつかったら間を取ればいいの?」前編
子どもでも大人でも、人と人とが関わる中で、意見が合わずにぶつかることはたくさんあります。
じゃあ、「ぶつかったときは、ちょうど間を取るようにすればいいの?」というような受け取り方です。
これは少し難しい話になりますが、誰にも偏らずにそれぞれの間を取った決め方さえすればそれでみんないいになるかというと、そういうことではありません。
それはなぜかというと、「みんないい」は「在り方(どうするかではなくどうあるか)」なので、「結果」ではなく「過程」を大事にするものだからです。間を取るようにすればいいという考え方は、結果だけを見てしまっています。
そして、ぶつかったときこそ必要なのが、「ちがい」と「おなじ」を大切にすることです。
最終的にどういう結果になるかではなく、その過程の中で「ちがい」と「おなじ」を大切にできるかどうかが、ぶつかったときの「みんないい」です。
~第6回へつづく~
執筆者:unico代表 濱田 諒