■よくある誤解② 「解放って自由にさせてればいいってこと?」前編

ものすごくよくある誤解として、「解放って自由にさせてればいいってこと?」というものもあります。そして、これはものすごく大事な話です。

こちらについては、かなり難しく、合っていると言えることもあるのですが、だいたいは大きく違ってしまっていることの方が多くあります。

というのも、前に書いたように、解放とは「制限から解き放って自由にすること」で、言葉だけで考えると自由にさせるというのは合っているのですが、その「自由」の捉え方が異なりやすいからです。

先に誤解につながる「自由」の捉え方から言うと、自由というよりは「放置」「放任」といった意味合いで使われるものです。

好きにさせるというと言葉自体は心地良く感じるのですが、それが何も見ずに伝えずに関わらずにというのは、自由ではなく、ただの放置・放任です。

「自由」と「放置」「放任」の違いは、「自由」はただ制限がなくなっている状態を指すのですが、「放置」「放任」は関わりがないことによって、むしろ「自由」が制限される状態のことを言います。

~第7回へつづく~

執筆者:unico代表 濱田 諒